切り紙細工によるスケジューリング |
下表は標準のライン(7,200箱/時)で製造した時の所要時間です。 カッコ内は朝6時までの数量と所要時間。
所要時間に合わせて紙テープを作成します。斜線を施してあるのは翌朝6時までに製造しておかなくてはならない数量に対応しています。 |
それから、ガント・チャートを試行錯誤しながら作成していくガント・チャート・ボードを用意します。これで仕組みがお分かりかと思います。作成したテープをはさみで切りながら、ボードに貼り付けていくのです。
ところが、パック詰め製造ラインは標準の製造能力(7,200箱/時)のものが6台と高性能機(10,200箱/時)が1台あります。 そこで、ライン7の時間スケールを、能力が1.5倍なので、1.5倍に引き伸ばしたボードを作っておきます。これで、製造スピードを考えないでも、先ほどの作業テープを貼り付けることができます。つまり、長いラインの所には、より多くの作業が貼り付けられます。簡単な話ですが、これがミソです。 実用的にはマグネット式のテープと磁石のきくボードを用意するのがよいでしょう。スケジュールを能率的に作成することができます。 |